米国市民権は、基本的に出生または米国へ帰化することによって、取得することができます。
グリーンカードを取得したからといって、市民権を取得する義務は発生しません。しかし米国市民になることを希望する場合は、下記の申請条件を満たすことによって、米国市民権を取得することができます。
申請条件:
- 最低18歳であること。
- グリーンカードを保持していること。
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帰化申請前に、グリーンカード保持者として、最低5年間
(申請者が米国市民の配偶者である場合は3年間)米国での居住期間があること。
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上記5年、あるいは3年の居住期間のうち、最低半分は実際に米国に居住していること。
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帰化申請時に住んでいる州または地区に、申請前の最低3ヶ月間居住していること。
- 日常必要程度な英語の語学能力 (読み・書き・会話) があること。
- 米国の歴史や政治に関して、基本的な知識を持っていること。
- 道徳上問題がなく、米国市民になるにふさわしい人間であること。
- 米国の憲法を支持し、米国に忠誠を誓うこと。
帰化申請時のインタビューは、基本的に英語で受けなければなりませんが、下記に相当する申請者は、
母国語でインタビューを受けることができます。
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申請時に50歳以上でグリーンカードを取得してから20年以上経過している場合。
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申請時に55歳以上でグリーンカードを取得してから15年以上経過している場合。
申請者が65歳以上でグリーンカードを取得してから20年以上経過している場合は、米国の歴史や政治などの一般教養テストを通常の100問の中からではなく、限られた20問の中から受けることができます。